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東 旭秀
· March 24, 2018
福岡博多町屋館で無形文化財保持者中村旭園のもと筑前琵琶の公開演奏風景に参加しておりましたが時々博多織りの実演とご一緒になる事がありました。トントントトントンと博多織りを作り上げて行く音は、どこか懐かしく、とても癒される音でした。琵琶は有形でも産み出される音色や語りは無形です。博多織りも出来上がった着物は同じく有形ですが、その過程の音はやはり無形です。伝統文化は決して絶やしてはやらない大切なものと、...肝に命じたことでした See More
Satoshi Chikaishi
· February 18, 2018
様々な文化を知見させて戴き驚嘆の一言です。世相の変化から、人とともに消えゆく文化を広く発信するのは大変えしょうが、是非継続されますように願ってます。ありがとうございました。
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【映画解説(工芸部門) vol.5 白線のコスモス ー 糸目にみる秩序の美】
映画『山田貢の友禅-凪-』 大友 真希(染織文化研究家)

 友禅染は、分業制が主流にもかかわらず、なぜ全工程を一人で行うのかと尋ねられ、「自分の好きな線を引くため」と山田貢は答えている。

...

 友禅の人間国宝・山田貢(やまだみつぎ・1912−2002)は、岐阜県岐阜市に生まれ、15歳のときに友禅の道へ入った。叔父の紹介により、名古屋松坂屋で友禅制作をする中村勝馬(1894−1982)の下に付き、友禅染や蝋染(ろうぞめ)を学んでいった。近代化が急速に進むなか、中村は友禅の創始期にみられた「自由で豊かな精神」に真意を求め、単なる商業的物品ではなく「美術品」としての友禅に理想を追うようになる。中村から強く影響を受けた山田は、昭和4年(1929)中村とともに上京し、昭和26年(1951)の独立後、一友禅作家として、作品に「自分独自の雰囲気」を表現するようになっていった。・・・
▼続きは以下URLよりお楽しみ下さい
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/05/moviek05.html

※次回の映画解説(工芸部門)は、6月26日に公開予定です。

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【伝統文化通信Vol.12】

今月2件目の伝統文化通信は、宮崎公立大学の永松敦先生からご寄稿いただきました。

神話の地、宮崎。...
神話と歴史、そしてそこに生きる人々が複雑に交差し合う、宮崎。

本日は遠く神代の時代にまで想いを巡らして、投稿をお楽しみください。

「民俗芸能の継承 ー特に、神楽についてー 永松敦先生」

宮崎は神楽の宝庫である。日本の神楽を代表する高千穂や椎葉といったところでは今も頑なに女人禁制を守るところが多い。修験系の神楽において、女人禁制はつきものなのだが、九州全域に目を移すと、長崎県対馬の命婦舞、五島列島の市舞などは、巫女神楽が主流となっている。 それでは、宮崎の神楽に巫女神楽がなかったのかと言えば、そうではない。

続きはこちらから→ http://polaculture.weblogs.jp/…/2…/05/dennbunn-nagamatu.html

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【伝統文化通信Vol.11】

毎月2回更新している伝統文化通信ですが、今月は15日と20日の更新になります。
今日は、小室綾先生に仏像の修復についてご寄稿いただきました。

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いつもは中々見ることのない、伝統文化を支える仕事。
いつもは中々見ることのない、仏像の内側。

どうぞお楽しみください。

「 仏像修復と受け継がれてきた技法 小室綾先生」
仏像は、仏教が日本に伝来した6世紀より、国内で連綿と造られ続けてきた信仰対象像です。日本の仏像は、豊富にあった樹木を素材とした木彫仏が圧倒的に多く、古いものは修理を重ねながら、千年以上の月日を経て現在まで大切に守られてきました。また、明治時代以降になると、仏像は文化財としての側面も併せ持つようになり、昨今、仏像修理を専門とする修復家たちには、伝統的な技法と文化財の修復理念を併せた処置を施すことが求められています。
続きはこちら→http://polaculture.weblogs.jp/…/2018/05/dennbunn-komuro.html

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【映画紹介投稿アーカイブ】
2017年10月より連載中の映画紹介では、民俗芸能の映画7作を川﨑瑞穂先生に、染織関係の映画4作を大友真希先生に解説していただきました。今回はこれまでの映画紹介投稿を振り返ります。
なお、弊財団では1979年より保存記録作成事業を実施し、無形の伝統文化の記録映画を49作品公開しています。映画紹介投稿では、この後、映画49作それぞれの楽しみ方、伝統文化の魅力をお伝えして参りますので、宜しくお願いいたします。

2017年10月10日...
【映画解説 vol.1 オロチの神楽と変装=変奏の妙】
映画『神々のふるさと・出雲神楽』川﨑瑞穂(音楽学博士・国立音楽大学助手)
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2017/10/moviem01.html

2017年11月10日
【映画解説 vol.2 再び見出された祭礼の意味】
映画『秩父の夜祭り―山波の音が聞こえる―』川﨑瑞穂(音楽学博士・国立音楽大学助手)
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2017/11/moviem02.html

2017年12月10日
【映画解説 vol.3 緩急織りなす芸能の時間】
映画『新野の雪祭り―神々と里人たちの宴―』川﨑瑞穂(音楽学博士・国立音楽大学助手)
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2017/12/moviem03.html

2018年01月10日
【映画解説 vol.4 「まつり」と「きまり」】
映画『神と生きる―日本の祭りを支える頭屋制度―』川﨑瑞穂(音楽学博士・国立音楽大学助手)
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/01/moviem04.html

2018年01月25日
【映画解説 (工芸部門)vol.1 わざと心を受け継ぐ織物】
映画『芭蕉布を織る女たち―連帯の手わざ―』大友真希(染織文化研究家)
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/01/moviek01.html

2018年02月10日
【映画解説 vol.5 民俗芸能のオニが教えてくれること】
映画『鬼来迎―鬼と仏が生きる里―』川﨑瑞穂(音楽学博士・国立音楽大学助手)
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/02/moviem05.html

2018年02月25日
【映画解説 (工芸部門) vol.2「流れの美」を描いた染色家】
映画『芹沢銈介の美の世界』大友真希(染織文化研究家)
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/02/moviek02.html

2018年03月10日
【映画解説 vol.6 曳山、あるいは東西文化のタペストリー】
映画『―琵琶湖・長浜―曳山まつり』川﨑瑞穂(音楽学博士・国立音楽大学助手)
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/03/moviem06.html

2018年03月25日
【映画解説(工芸部門) vol.3 絹帯をめぐる音の風景】
映画『筬打ちに生きる-小川善三郎・献上博多織』大友真希(染織文化研究家)
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/03/moviek03.html

2018年04月10日
【映画解説 vol.7 燃え盛る祭りの想像力】
映画『炎が舞う―那智の火祭り―』川﨑瑞穂(神戸大学・日本学術振興会特別研究員PD)
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/04/moviem07.html

2018年05月02日
【映画解説(工芸部門) vol.4 紬織の風合いとはなにか】
映画『紬に生きる-宗廣力三-』大友真希(染織文化研究家) 
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/05/moviek04.html

【執筆者の紹介記事】
川﨑瑞穂先生 http://polaculture.weblogs.jp/blog/2017/10/movieprof.html
※川﨑先生は2018年4月より、所属が神戸大学に変更になりました。
大友真希先生 http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/02/movieprof.html

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【映画解説(工芸部門) vol.4 紬織の風合いとはなにか】
 映画『紬に生きる-宗廣力三-』 大友 真希(染織文化研究家)

 映画『紬に生きる-宗廣力三-』では、「紬縞織・絣織」(つむぎしまおり・かすりおり)の人間国宝・宗廣力三(むねひろりきぞう・1914-1989)が終生にわたり紬に込めた、厳しくも温かい“心”が描かれている。全編を通じて「風合い」という言葉が幾度も語られるが、この「風合い」を手がかりに宗廣の言葉や作品を見ていくと、宗廣が求めた紬織とは一体何だったのかがわかるのではないか。

...

 宗廣作品は、意匠のほとんどが縞・格子柄と幾何学柄で構成されている。縞・格子は紬織の基本であるが、そこに経緯絣(たてよこがすり)で丸文、菱文、立涌文(たてわくもん)、竹文などの文様を組み合わせて緻密な意匠を創り出している。文様の多くは自身が考案した染色方法“どぼんこ染”で染められたもので、文様の色・形に濃淡の“ぼかし”が入ることで、多層的な奥行を感じさせる。

 ところで、紬といえば結城(茨城県)や信州(長野県)などが産地として広く知られるが、昭和初期まで・・・
▼続きは以下URLよりお楽しみ下さい
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/05/moviek04.html

※なお、本映画解説(工芸部門)は4月25日分の記事になります。公開が遅れましたこと、お詫び申しあげます。
また、5月10日分の映画解説(民俗芸能部門)は、半年間の総集編をお届けいたします。

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【刊行情報】

毎月10日に、ポーラ伝統文化振興財団の記録映画(民俗芸能部門)の映画解説をご執筆していただいている、神戸大学の川﨑瑞穂先生が、本の出版をされました。弊財団にご寄贈いただきましたので、皆様にもご報告いたします。

この本の中では、埼玉県の奥秩父山地に伝承されている「徳丸流神楽」という三つの神楽の歴史を、川﨑先生のご専門の「音楽学」の視点から明らかにされています。

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本の随所には先生が長い年月をかけて採譜された楽譜も掲載されており、非常に明快に、徳丸流神楽についての分析がなされています。また、三つの神楽の比較分析だけではなく、それらと秩父内外の芸能・儀礼との比較分析も行われており、様々な角度から「徳丸流神楽」の成立と展開のプロセスを知ることができます。

初夏に向かい、各地でお祭りが行われます。こちらを一読された後には、きっといつもと違った視点でお祭り見ることが出来るのではないでしょうか。是非、ご一読ください。

書籍情報:川﨑瑞穂著『徳丸流神楽の成立と展開‐民族音楽学的芸能史研究‐』第一書房 定価 本体8,000円+税

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【伝統文化通信Vol.10】 
お茶の水女子大学・基幹研究院人文科学系・准教授 戸川貴行先生

毎月1日と15日(土日にあたる場合は翌日)に連載している伝統文化通信ですが、今日は、お茶の水女子大学の戸川貴行先生にご寄稿いただきました。戸川先生の研究は、ポーラ伝統文化振興財団の、平成29年度助成事業に採択されました。
史資料から浮かび上がる、儀礼音楽の変遷や当時の姿など、新たな視点からの研究について、分かり易くご執筆いただきました。どうぞお楽しみください。

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「古代東アジアにおける儀礼音楽の比較研究」

古代東アジアの儀礼音楽について、国家制度の視点から研究しています。中国の儀礼音楽は日本や朝鮮半島にも大きな影響を与えましたが、その歴史的背景を知ることは、わたしたちの日本理解を助けるものにもなるでしょう。
こうした儀礼音楽の研究をする前は、東アジアの軍事・財政史に興味がありました。そうした軍事、財政をはじめとする国家制度の視点から、東アジアの音楽史を新たに読み解いてみようというのが、私の研究スタンスです。
(続きはこちらから→http://polaculture.weblogs.jp/…/2018/04/togawa-gireionngaku…

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【映画解説 vol.7 燃え盛る祭りの想像力】
映画『炎が舞う―那智の火祭り―』 川﨑 瑞穂(神戸大学)

 日常みかけることが少なくなった今日でもなお、祭りに出掛ければしばしば出会うものの一つに、火がある。思い出のワンシーンに祭りの火がある人もいるはずだ。さらに火が主役ともいえる祭りは、日本だけでなく世界各地に伝承されている。今回紹介する映画『炎が舞う―那智の火祭り―』は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町(ひがしむろぐんなちかつうらちょう)に鎮座する熊野那智大社の例大祭、通称「火祭り」をダイナミックに描き出した作品である。

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 この祭礼は、扇神輿(おうぎみこし)という特殊な神輿を用いることから扇祭(おうぎまつり)と呼ばれており、巨大な神輿12体をウェーブのように立ち上げる扇立(おうぎたて)のシーンは壮観である。この神輿を祓い清めるために火を用いることから「火祭り」とも呼ばれているが、本作に映し出される火は全て・・・
▼続きは以下URLよりお楽しみ下さい
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/04/moviem07.html

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【伝統文化通信Vol.9】

今回の伝統文化通信は、國學院大學の高久舞先生に秋田県の花輪囃子についてご寄稿いただきました。
伝統文化を地域で守り続ける大切さと、そのエネルギーを感じることの出来るご寄稿文を皆様、是非お楽しみください。

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【花輪囃子―情熱と技術の祭囃子―】
秋田県鹿角市花輪では、毎年8月16日~20日にかけて幸稲荷神社(さきわいいなりじんじゃ)の例大祭が行われます。特に8月19日~20日は通称「花輪ばやし」といい、各町の囃子を乗せた豪華絢爛な十台の山車が、二日間ほぼ徹夜で巡行します。

 秋田県鹿角市花輪は、秋田県の北東部、奥羽山脈の懐に形成された断層盆地(鹿角盆地)に位置し、東側は岩手県の県境と、北は青森県と県境を接します。
 花輪の8月は、花輪ねぷた(8月7日、8日)から始まり、個々の家の先祖祭りである盆行事(8月13日~16日)、「花輪祭典」とも呼ばれる幸稲荷神社の例大祭(8月16日~20日)、花輪の町踊り(8月26日~9月8日)と、次々に民俗行事が行われ、総して「花輪祭り」と称します。

続きはこちらから→ http://polaculture.weblogs.jp/…/2018/04/dennbunn-hanawa.html

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【映画解説(工芸部門) vol.3 絹帯をめぐる音の風景】
 映画『筬打ちに生きる-小川善三郎・献上博多織』 大友 真希(染織文化研究家)

 「帯の値打ちは色や柄だけでなく音にもある」と小川善三郎(1900-1983)は語る。

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 本映画の終盤に、小川が織り上げた帯を織機から外す場面がある。しっかりと織り込まれた厚みのある絹帯が、小川が手元に巻き取るたびに、シューッ、シューッ、と重厚な音を立てる。絹鳴りである。小川がつくる献上博多織は、織り味が良いというだけでなく、気持ちの良い絹鳴りがするのだ。上質な絹糸を用い、長年の修練をともなった手織り特有の音が、小川の帯にはある。

 機織りは、昔から男性よりも女性に結び付けられる仕事としておこなわれてきた。祖母や母の姿をみて、糸作り・機織りの仕事を体得することが女性として一人前と認められる要素の一つであり、家のため、夫や子供のために縞や絣模様を工夫して織ることは、女性たちの楽しみでもあった。糸紡ぎ・機織りをする女性たちの姿は日本の原風景の一つであり、糸を紡ぐ糸車の音、機を織る音が家々から聞こえてくる、そういう「音の風景」が多くの土地に存在していた。女性たちの手により綿々と織られてきた布は、やわらかさをもち、身につける者に温もりを感じさせたことだろう。

 一方、博多織では・・・
▼続きは以下URLよりお楽しみ下さい
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/03/moviek03.html

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2017年10月より連載してきた、伝統文化通信(連携連載)ですが、おかげさまで6ヶ月を無事に迎えることができました。4月からは大学との「連携」という枠を取り払い、様々な世界で活躍していらっしゃる方々に、最前線の活動紹介をしていただきたいと思います。
本日は、この半年間の連携連載投稿を振り返り、日本の伝統文化の魅力について、皆様と共に考える機会となれば幸いです。

2017年10月13日
【伝統文化通信vol.1】 神奈川大学国際センター サイモン・ジョン先生 「日本の端午の節句ー浜松まつりの事例からー」...
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2017/…/tanngonosekku.html

2017年11月01日
【伝統文化通信vol.2】国立音楽大学 福原寛先生「笛から聴こえる、日本の心の美」
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2017/11/fukuhara-fue.html

2017年11月15日
【伝統文化通信vol.3】国立公文書館 平田茉莉子さん「伝統文化を支える表具師」
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2017/11/hyougushi.html

2017年12月01日
【伝統文化通信vol.4】津軽三味線演奏家 武田佳泉さん「伝統と改革の狭間で‐津軽三味線奏者‐」
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2017/…/takeda-kanami.html

2017年12月20日
【伝統文化通信 Vol.5】 神奈川大学大学院 加藤里織さん「ブラジル国レジストロの灯籠流し」
http://polaculture.weblogs.jp/…/2017/12/denntoubunnka-katou…

2018年01月15日
【伝統文化通信 Vol.6】 東京藝術大学大学院 澤田聖也さん「エイサーの伝統と展開」
http://polaculture.weblogs.jp/…/01/denntoubunnka-sawada.html

2018年02月15日
【伝統文化通信 Vol.7】 神奈川大学 常民文化研究所特別研究員 近石 哲先生
「地域社会における信仰民俗文化と風土 ―青森県津軽地方の川倉賽の河原祭祀を事例として―」
http://polaculture.weblogs.jp/…/2…/02/denntuu_chikaishi.html

2018年03月01日
【伝統文化通信 Vol.8】古典音楽の詞章研究家 稲垣慶子さん 「民俗芸能を新作邦楽の歌詞に活用するということ」 
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/03/denntuu8.html

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【映画解説 vol.6 曳山、あるいは東西文化のタペストリー】
映画『―琵琶湖・長浜―曳山まつり』 川﨑 瑞穂(音楽学博士・国立音楽大学助手)

 祇園祭、高山祭に続く「日本三大曳山祭」の一席、ここに長浜曳山祭と秩父夜祭のどちらを入れるかは意見が分かれる。どちらもユネスコの無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に名を連ねる甲乙つけがたい祭礼であると、ここでは軟着陸しておこう。今回紹介する映画『―琵琶湖・長浜―曳山まつり』は、前者を題材とした記録映画であり、特に子ども達によって演じられる「こども歌舞伎」を、稽古から本番まで描き出している。歌舞伎といえば、後者の秩父夜祭も負けず劣らず有名であるが、映画『秩父の夜祭り―山波の音が聞こえる―』と本作を見比べて、どちらを三大曳山に入れるかを密かに考えるのは、観る者に許された自由であろう。

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 琵琶湖の北、滋賀県長浜市で毎年4月9~16日にかけて開催されるこの祭礼は、町衆の内、「子ども役者」「若衆」「中老」という三つの異なる世代が行う祭礼である。町衆が集まって祭礼の相談をする場面に続いて、曳山の絵画や、セピア色の古写真が多数映し出される。春休みになると、子ども役者の稽古がはじまる。役者には幼稚園児もおり、振付の先生から指導をうける彼らの後ろでは、若衆がサポートをする。稽古で「チリカラスッタータッポッポ」といった不思議な声を出しているが、これは・・・
▼続きは以下URLよりお楽しみ下さい
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/03/moviem06.html

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【伝統文化通信vol.6】
毎月1日と15日は、研究者や大学院生による、伝統文化通信をお送りします。
今回は、古典音楽の詞章研究を行っている稲垣慶子さんに、古典の詞章を用いて、現代に伝統芸能を活用する方法についてお話しいただきました。

【民俗芸能を新作邦楽の歌詞に活用するということ】...
私は民俗芸能の詞章の研究や詞章を基にした作詞の仕事をしています。今日は、私が作詞し、平成29年3月7日、紀尾井ホールで作品として発表された、大和楽「四季の雨傘」を題材に、民俗芸能(広島県の田植唄の詞章の一部)を取り入れた詞章のあり方、新しい形での言葉と文化の伝承についてお話ししたいと思います。(続きはこちらから→http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/03/denntuu8.html

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【映画解説 (工芸部門) vol.2 「流れの美」を描いた染色家】
映画『芹沢銈介の美の世界』 大友 真希(染織文化研究家)

 《風の字》は、芹沢銈介(1895-1984)の代表作の一つである。「風」を筆の勢いで書いたままに見えながら、丸みを帯びるそのかたちが、月夜の空を吹きぬける「風」そのものをあらわしているようにも見えないだろうか。実体がなく目に見えない風の流れは、芹沢の目、耳、鼻、皮膚に伝わり一度内面化されたのちに、「型絵染」によってあたらしい命が吹き込まれている。《風の字》が生み出された経過を、そんな風に考えてから再び《風の字》と向き合うと、今度はあたかもポーズを決めた「風」がスポットライトをあびる姿に見えてきて愛くるしささえ感じた。この《風の字》は「のれん」の模様としても親しまれている。

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 芹沢は、あらゆるものを題材にして模様を描いた。植物、動物、風物、諸像、暮らし、仕事、道具、物語、文字、具象、抽象…森羅万象がモチーフだったと言っても過言ではない。
 そのなかに、「春夏秋冬」という文字をデザインし四季の変化をあらわした《布文字春夏秋冬二曲屏風》がある。「春夏秋冬」の文字と季節ごとの動植物模様が周りを囲む。《風の字》と同じ文字絵であるが、その文字は流動する帯状の布によってあらわされている。芹沢はこれを「布文字」と呼び、多くの作品を生み出した。
 《天の字のれん》もその一つだが、これについては・・・
▼続きは以下URLよりお楽しみ下さい
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2018/02/moviek02.html

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【お知らせ】2月21日(水)放送の日経CNBC『世界は今JETRO Global Eye』に、伝統文化ポーラ賞受賞の陶芸家、宗像利浩さんが出演されます。

会津本郷焼(あいづほんごうやき)の歴史は、戦国時代に若松城(鶴ヶ城)の屋根瓦を地元の土で焼いたことに始まり、江戸時代初期に会津藩主が焼き物作りを保護し御用窯として栄えました。
宗像さんは宗像窯八代目当主として、400年を誇る会津本郷焼の技を継承し、宗像さんならではの感性で新たな作品世界を切り拓かれています。
ぜひ番組を通して、会津本郷焼の伝統の技と、それを未来につなぐ窯元の取組みをご覧下さい。

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■番組名:日経CNBC(CS放送)『世界は今 -JETRO Global Eye』
テーマ「会津本郷焼 伝統の灯を次世代につなぐ」
放送日:2月21日(水)20:50~21:00
再放送:2月25日(日)22:00~22:10
https://www.nikkei-cnbc.co.jp/program/jetro

※宗像利浩さんは第36回伝統文化ポーラ賞地域賞受賞者です。
http://www.polaculture.or.jp/…/thick…/parson_data36_04.html…
※宗像窯 公式ホームページはこちら
http://www.munakatagama.net/
※八代目宗像利浩さんの下で技を磨く、九代目宗像利訓さんの個展情報はこちら
http://www.munakatagama.net/body/oshirase.html

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世界70ヵ所を超える海外ネットワークを持つJETRO独自の視点から、国際ビジネスに役立つ情報を届ける。
nikkei-cnbc.co.jp

今回の伝統文化通信は、神奈川大学常民文化研究所特別研究員 近石 哲先生にご寄稿いただきました。
近石先生のご寄稿文からは、亡くした我が子を思い続ける温かな親の愛を感じることができます。

【伝統文化通信 Vol.7】
神奈川大学常民文化研究所特別研究員 近石 哲先生

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死者(亡児)供養をする信仰祭祀に賽の河原霊場の例大祭があります。全国的な分布を示す賽の河原は、名称を示すだけや荒廃著しい実態が見受けられる反面、特徴的な信仰祭祀が現在も盛行している地域が確認できます。
その存続の主体は地域住民であると言っても差し支えないでしょう。紙幅の関係で全貌を述べられませんが、現在も存続される事象について、霊場存立の多い青森県津軽の祭祀事例からお話をさせていただきます。

続きはこちらから・・・http://polaculture.weblogs.jp/…/2…/02/denntuu_chikaishi.html

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