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日本は島国でありながら、国土の大部分を山地が占める山国でもある。その山地に降った雨は、川となり海へと流れるが、一部は地中深くへとしみ込み、伏流水となって、やがて各地で湧き出す。古より、多くの恵をもたらした湧水は、「名水」と呼ばれ大切に守られ、語り継がれている。日本各地の名水を訪ね、その恵を感じてみたい。
さて、今回は、鎌倉市にある銭洗弁財天宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてんうがふくじんじゃ)の霊水「銭洗水」を紹介しよう。ここの湧き水でお金を洗って使うと、何倍にもなって返ってくると信じられている鎌倉五名水の一つだ。
そもそもの由来は巳の年の文治元年(1185)の巳の月、巳の日に、源頼朝の夢に「西北の谷に湧き出す霊水で神仏を供養せよ。天下は泰平になるであろう」と宇賀福神からお告げをいただいたことに端を発する。宇賀福神を祀り、その水で神仏の供養を行ったことで、世の中の混乱が治まり、人々は富み栄えるようになったと伝えられている。この話が発展していつの頃からか、この霊水でお金を洗うと倍になるという信仰が生まれた。
持っている金銭をこの水で洗い清めると同時に、心身を清めて行い慎めば、不浄の塵垢が消えて、清浄の福銭になるという。老後資金について何かと気にかかるサライ世代、ご利益をいただきに訪れたい社だ。
#古都の名水

【上野の歩き方】
上野は多様な町だ。1873(明治8)年に作られた日本最初の公園のひとつ上野恩賜公園から徒歩圏内に、世界文化遺産(国立西洋美術館)、東京藝術大学、徳川幕府の菩提寺・寛永寺、『江戸名所図会』にも紹介される不忍池など、屈指の観光名所がある。また歴史の舞台も多い。例えば幕末の1868(明治元)年、新政府軍と彰義隊が激しく戦った上野の山。太平洋戦争後の混乱の時代の面影が残るアメ横などはその代表格だろう。
江戸、昭和、そして令和へとつながっていく歴史を感じながら巡れば、きっとこの散歩が「時間旅行」になるはずだ。【PR】
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